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  • ふんどしタコ坊主

ベン・ジャクソン

山羊の「ハッピー・リボンちゃん」が来て3回目の秋を迎えた。

年頃になったのでお婿さんとなる雄山羊を迎えた。

もともとパキスタン人の知人がカレーの具として買ってきた山羊だったそうで、

色は茶色く、角がでかい。間が抜けたような顔をしているが、なかなか愛嬌がある。

ということで食べられずに生き延びたのだが、その後、預けられた先での扱いが悪く、 

うちに来たときはヒョロヒョロのガリガリ。少しあるいてはヨロヨロと死にかけていた。

この夏、ここいらの野山の草をモリモリ食べさせたら、みるみるうちに元気になって丸々太って、筋骨隆々。ハッピーリボンちゃん用に作った柵をヒョイと軽々しく飛び越えて何度も脱走するほどの脚力。


体毛が栗毛なので、当初「マロンちゃん」と名付けられたが、後ろ足の付け根に

大きなメロンのような金玉をぶら下げていることから「メロンちゃん」に改名。

しばらくした後に、「ベン・ジャクソン」というかっこいい名前に改名した。


ハッピー・リボンちゃんは、もう3年も毎日一緒にいるので、お散歩のときも

口笛を吹けばひも無しでもついてくる。

ベン・ジャクソンは最初はなれずに、ひもつけないとだったけど、

散歩に行くたびに話しかけて、信頼関係を気づいていったら、

最近はついに、ひも無でもついてきてくれるようになった。


「ベン、首にひもをつけるのはおれもやだ。

だけど、逃げられても困るし、近所の畑を食われても困るんだ。

信頼してるから、ちゃんとついて来いよ。」


そういってひもをとって、「来い!ベン!」

なんて走り出してもぜんぜんついてこないの・・。ズコー。。


そうかい、もうすこし、道草食いたいかい。

よし、それなら満足するまでいくらでも食べるがいい。

俺はその間、ウクレレの練習だ。ポロロン♪

ああ、山がきれいだ。空がきれいだ。


そんな時間をともに過ごしたこの夏。


愛が伝わったのでしょう。

ベンもハッピーも最近はひもなしでも、ついてきてくれるようになった。


秋がすぎて、冬になると、このあたりは雪で真っ白。

野山の草木は春まで冬眠。


農協で買ったチモシーだけじゃ、栄養が偏るから、

公園でドングリを大量に拾ってきたり、クズの葉っぱやツル、

サツマイモのツルを乾かして保存食づくり。

暮らしが仕事。仕事が暮らし。


冬支度に追われて、ついつい力が入ってしまう。

ゆるもう、かるもう。


みなさんもお元気で。良い秋を。
























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